あなたとともに・・・VOL-NEXT社員の日記です。
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2006年06月29日 (木) 10:55
会社までの通勤途中、よく車椅子の方が駅員さんの援助を受けて、電車を乗り降りする姿を見かけるようになりました。
特に最近は、付き添いもなく、1人で出かけている方が多くなってきたように感じます。どういう状況にあっても、アクティブに生活を楽しみたいですよね。
車椅子自体も進化しているようで、先日、若いサラリーマンらしき車椅子の男性が、誰の手も借りずにピョンと電車の中へ乗り込んできたのを見かけました。
時代は変わったなぁと思わず、感心してしまいました。

今から20年ほど前だったでしょうか、駅前にある銀行の前で、車椅子に乗った男性が立ち往生しているのに出くわしました。
その方は銀行に入りたかったのですが、当時はスロープもなく、小さな段差の前で途方にくれていました。
時間帯は夕方だったため、銀行の窓口も閉まっていて行員の方もいなく、最初、その場に私しか居合せませんでした。一生懸命慣れない手つきで持ち上げようと試みたのですが、車椅子を扱ったことも、腕力もない私には到底1人ではどうすることも出来ませんでした。
そのうち通りがかりの人がひとり、またひとりと集まり、結局男性4人がかりで持ち上げて、無事に段を越えました。
その後、キャッシュコーナーで用事を済ませた男性は、再び周りの方たちによって、無事銀行の外へと出てて行くことができました。
今では銀行は勿論、大きな施設では車椅子で不自由なく行動できるようになり、随分とそういった方たちも行動範囲が広げられるようになりました。それでも、利用者の方々から言わせれば、まだまだ使いにくい部分があったりするようで、これからは使用する人の目線に立つということが課題とされているようです。
せっかく作るのであれば、本当に利用者が使いやすいように考えてから作って欲しいものです。

相手の立場になって考える。
設置者が利用者のため、企業が消費者や顧客のために考えるのは当たり前になってきましたが、近頃の悲惨な事件などを見ていると、人と人との間ではそれが少なくなってきているようで、とても悲しく思います。
人が気持ち良く付き合っていく中で、相手の立場になって考えることはとても大切なことですよね。
ほんの小さな相手への思いやりが少しずつ積み重なって、そしてそれが大きな信頼関係に繋がっていく。
また、個人と個人の間では、本当の思いやりって難しくて、相手のためを思えば厳しくすることも思いやりだったり。また、その厳しさを思いやりと受け取れる心の広さを持つことも大切だったり。

車椅子の話から、ちょっと話は飛んでしまいましたが、周りにいる本当にやさしい人を大切に、そして他人にやさしく自分に厳しい人間にちょっとでも近づきたいな、と思う今日この頃です。


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2006年06月24日 (土) 23:53
6月24日
第一期「がん患者生活コーディネーター養成講座」の
全課程が終了しました。
1月の寒い雪の日から始まった第一回講義から
半年間、13回にわたって行われた講座です。

36人の第一期生の皆さまは
(遠方の方は京都や大阪、
 岡山からの方もいました)
雪の日も雨の日も、
はたまた花見に最適の桜日和の日にも
青山の会場まで通って下さいました。
ご自身の体調や、ご家族の状況
行事や予定など、いろいろおありだったと思います。
でも、皆さま口をそろえて
「ここに通ってきて、講義を受けるのが、とても楽しみだった」と
言ってくださいました。

全課程を修了した方の、修了証書授与式のあと
懇親会を開きました。
実はこの日は、それまでの講義内容に対する
筆記とプレゼンテーションの試験の日で、
その時間は、おそらくは○十年ぶりの「試験」に
皆さま女学生のように緊張していましたが
懇親会の場では、一転してリラックスムード、
とてもなごやかで楽しい会になりました。

konshinkai

今回の養成講座で得たものを、
これまでのお仕事にプラスして生かそうとされている方や
ご自身の経験と合わせて、全く新しい業態を
作ろうとされている方、
これからの方向を、ゆっくりと模索している方
さまざまな方がいます。
お一人ずつスピーチをお願いしましたが
どの方も、第一回の講義でお話をされた時より
数段輝いて、美しくなったように
私の目には映りました。

本当に、皆さまお疲れ様でした。
ありがとうございました。

乳がん第二期の養成講座は、7月末から始まります。
もうすでに、お問い合わせ、お申し込みをいただいております。
詳細は、こちらのページにありますので、ぜひご覧下さい。
お待ちしております!

2006年06月17日 (土) 15:27
 東京は蒸し暑い日が続いています。体調など崩されていませんか?
今年は、雨が多いあまりすっきりしない春でしたね。
そんな中、我が家のベランダで、春ならではの出来事がありました。

 4月の終わり頃、ベランダに2羽のシジュウカラがちょくちょく顔を出すようになりました。様子を見守っていると、2年ほど前に、ベランダの天井に取り付けた、木製の鳥かごに巣を作っているようでした。

 この鳥かごは、息子がボーイスカウトの活動で、作ってきたもので、鳥が巣づくとは思えないけど、置く所も無いし、とりあえず、夫と息子が日曜大工で取り付け、すっかり、存在さえも忘れかけていたものでした。

 忘れた頃にやってきた来訪者を、みんなで見守って、少しうきうきしていました。5月に入ると、2羽の鳥は、ミミズや虫など餌を銜えて頻繁に行き来するようになりました。若々しかった鳥も羽が少しまばらになり、急に年を取ったように見えました。

 それでも、耳をすませていると、親鳥とは別の少し弱弱しい泣き声が聞こえてきて、巣の中で、雛が育っているのが分かりました。
親鳥は、本当にかいがいしく餌を運んでいました。巣箱に入る時は、周りの様子を気にして、外敵がいないのを確認しているようでした。

 「よしよし、今日も、親鳥が餌をはこんでいる。雛の声が聞こえる」と、毎日確認しては、ニッコリしている日が続いていました。家族で、「鳥かごの中には、何羽の雛がいるんだろう?」「覗いてみるのはまずいよね。」などと話し合っていたある日、

 ベランダの床の上で、ひな鳥が1羽パタパタ羽を動かしているのを見つけました。一生懸命飛ぼうとしているのですが、20cmぐらいの高さまで飛んで、それ以上あがれません。

 親鳥もベランダの手すりまでは来るのですが、雛のことが見えているのかいないのか、床までは降りずに、行ったり来たりしているだけです。このままでは、危ないと思い、夫と息子が、虫取り用の網などを持ちだして、雛を捕まえようとしました。

 逃げ惑う雛は、ウッドデッキの隙間に入り込んでしまい、深追いするとかえって危ない状況でした。「やっぱり、人間の手で何とかしようとするのは、やめたほうが良いのかも・・・」と、しばらく見守っていました。

 雛は、バタバタしながら、ベランダの植木鉢や水槽の間を動き回り、親鳥は、相変わらず、手すりの高さで行ったり来たり・・・

 しばらくして、ベランダに目をやると、大きなカラスが2羽、床の上にいました。裏の公園にはいつもカラスがたくさんいるのですが、ベランダに下りてくることめったにありません。

 びっくりして、ベランダの戸を大きく開くと、カラスはさっと飛んでいきました。祈るような気持ちで、雛を探したのですが、どこにも見当たらず、あの弱弱しい鳴き声もしなくなっていました。

 親鳥は、何度も何度も行き来しています。親鳥のまばらになった羽の様子も手伝って、とても悲しそうに見えました。あんなに、一生懸命餌を運んでいたのに・・・・・

 息子が学校から帰ってきて、この話をすると、
「えー食べられちゃったの?」と、ショックを隠しきれない様子です。
ちょうど、国語の教科書で、「生き物はつながりの中に」と言う説明文の勉強をしているところでした。どんな生き物も他の生き物を食べて、成長し、子孫を残し、命のつながりの中で生きているという、内容でした。

 「小鳥がミミズを餌にしてるから、カラスも小鳥を餌にするのはしょうがないけど、家の小鳥を食べなくてもいいのに!」と、残念そうな息子でした。

 親鳥が一生懸命育てていた雛が、ほんの一瞬の不注意で巣から落ちて、いなくなってしまうのを目の当たりにして。命あるものが、生きていくことの厳しさを、改めて感じています。

 そして、いつまでもベランダの近くを飛び回っていた親鳥に、自分の姿を重ねたりしています。小さないのちが我が家に何か大きなものを残していってくれたような気がする、今年の春でした。
2006年06月14日 (水) 00:23
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1月末の寒い雪の日に始まった「がん患者生活コーディネーター」養成講座、乳がん編第1期も先週の土曜日の講座で第12回を終了し、残すところ修了試験のみとなりました。
乳がんの基礎知識、手術、放射線、化学療法など治療の専門的な知識から私たちVOL-NEXT社員が3年半に渡って培ってきた患者の生活工夫まで多岐に渡る内容が網羅されました。講師の先生方は、この養成講座の目的を踏まえて、最新の、しかも人間味あふれる講義をしてくださいました。

前々回、前回と、「心のケア」や「緩和医療」、「患者さんとの向き合い方・話の聴き方・言葉の選び方・伝え方」など、実践を交えての講義では、受講生から、「これが、コーディネーター養成講座の真髄ですね、この講座を受けただけでも受講の価値がありました。」という声もいただきましたが、一人ひとり状況の異なる患者さんに接する毎日を送っている私も、目からうろこ・・・改めて自分の仕事を見直すことができました。

医療者ではない私たちコーディネーターが、どのように患者さんと接したらよいのか?いくら医学について学んでも、超えてはいけないラインがあります。その線引きは?「がん患者生活コーディネーター」という今まで存在しなかった職種を確立しようとしている今、正しい医療知識を持った上でも、常に「医療者ではない自分」を忘れてはいけない、でも、「医療者でなくても患者さんのささえになれる」ということも、この仕事を始めて実感できたことです。

「心の声を、苦しみを聞いてあげるだけでいいのか?」具体的に、生活上の工夫で対処できることがあるのなら、それを示し、提供することもコーディネーターの仕事です。

「ズームと俯瞰を使い分ける。視点は常に患者さん自身に・・・」この仕事を始めてから一貫している曽我の方針です。今まで12回の講座を受講生の方たちと一緒に受講し、改めてこの言葉の大切さが身にしみます。

自分自身と今の仕事を見つめなおすことができた養成講座の第1期も終了が近づき、いよいよ第2期の募集が開始されました。
1期生の皆さんの奮闘振りや様子は、今日アップされた養成講座第2期の募集要項のページでもちょっと紹介していますので、ご覧ください。
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